チームレスキューの3つの世界初
チームレスキューワックスでは独自の滑走成分を研究開発し、従来のフッ素や石油系パラフィンにたよらない新素材開発を行ってきました。
ここではその中でも代表的な3つの世界初を紹介します。
滑走中の静電気を利用し滑走成分を吸着させた
滑走中に必ず起きるとされる静電気、従来はその静電気=滑走抵抗と考えられていました。
その静電気を利用した滑走成分が、チームレスキューのパウダー(粉末)ワックスであるRESCUE ZERO(レスキューゼロ)とイチバン+です。
これらパウダー状のワックスは、超微粒子化されており滑走中の滑走面と雪面摩擦により滑走面に吸着します。
従来のパラフィンワックスは取れて滑る性能ですが、チームレスキューワックスのRESCUE ZEROとイチバン+は塗布し滑走することでさらに滑走性が向上する性能を持っています。
ポリエチレンコーティングの実用化
従来石油系パラフィン=ロウでできているワックスですが、チームレスキューワックス では、滑走面の元となるポリエチレンを主成分とするポリエチレンと配合する成分を独自開発しました。
従来のポリエチレンの持つ、防汚性をさらに向上させるとともに、どんな雪でも滑ることができるよう滑走成分を研究開発。
現在はナショナルチームの選手やワールドカップ選手から、一般の方はもちろんレンタルでも使われているます。
一度塗ると長期間保ち、レンタルでは約1シーズンメンテナンスフリーで使用できるため、毎回塗っていたワクシングの手間をシーズン1回から数回と大幅な性能向上を果たしています。
フッ素を超える性能を持ち、汚れもほぼつかないため汚れ落としも不要です。
ワックス滑走面の実用化
チームレスキューワックスでは、ポリエチレンコーティング技術を利用し次世代滑走面の開発を行ってきました。
2018年よりプロジェクトを開始し、2023年は国内で生産可能な最高品質の滑走面を製造しています。
ワックスを塗らなくてもよく滑り、汚れの付着が大幅に軽減されているためトップシーズンはノーメンテナンスで滑ることが出来ます。
また、レンタルへの転用やレース用への転用も可能です。
現在いくつかのスキースノーボード メーカーと、この滑走面をつかったスキースノーボードの販売用の開発をスタートしています。
また、チームレスキューワックスでは、この次世代滑走面「ワックスベース」を搭載した、スキースノーボードを製造販売しています。